キッチンのランク

 

キッチンメーカーも沢山あります。そして、それぞれに上級品・中級品・普及品と

3つくらい揃えています。では、そのちがいはなんでしょう?

 

1.仕上げ材の質とカラーのバリエーション

普及品ではシート貼りなどが多く、上級品になると光沢がある塗装仕上げになります。TOCLASさんなどは、YAMAHAグループなので塗装にもピアノの技術を取り入れております。また、選べる色の数が上級品になるにつれて多くなります。

 

 

 

 

(TOTO ザ・クラッソのカラー)

 

2.最初からついている機能

キッチンのランクにより最初から組み込まれているものがあります。たとえば、水栓

ランクが高いキッチンですと、タッチ水栓などになっております。また、シンクも中まで

も人工大理石になっていたりもします。

 

ここで、ポイント

じつは、下のランクでもオプションで上のランクで使われているものが取り付けられ場合があります。

気に入ったものだけ取り入れて、全体のランクは普及品にすると予算も抑えられます。

 

 

 

 

(主婦の夢ロボットキッチン)

 

3.レールと引き出しの質

まずはレールについて、ショールームで触ってもわかりにくいポイントであるけれど、とても大事なところです。昔は、普及品クラスだとレールがガラガラっと音が鳴っていたり、閉まるときにブレーキがかかないものでした。

しかし、今は技術も高まり普及品でも静音レールやソフトクローズがついております。

じゃあちがいはなんなんだ!!

耐荷重のちがい

なんと、クラスにより耐荷重が変わってしまいます。一般的なレールですと15kgぐらいまで耐えれます。上級品ですと40kgまで耐えられるものがあります。収納力が増えている中で耐久力がなければ本末転倒。ショールームでは、引き出しを見せるためにゆとりをもって

収納しています。その段階ではレールの性能はわかりにくいものです。

 

アキュライド製重荷重レール ※キッチン用ではありません。

 

引き出しについては、扉のように木材のチップを固めたものにシートで貼っているものから

ステンレス製などがあります。湿気のたまりやすい部分なので、ステンレスや無垢の木などがおすすめであり、上級品になっています。また、引き出しの素材に忌避剤が組み込まれているものもあるので、虫除けになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 MDF(木材のチップを圧縮した板)

 

これらの内容は、ショールームで確認することができますが、なかなか足を運べる方も少ないです。この資料室で少しでもご理解いただけたら幸いです。

2018年06月15日|資料室のカテゴリー:ニュース